きつい、暗い、汚いのはてに

2011年 8月 21日

中小企業の現場は、かつて、
 ・・・ きつい、暗い、汚いの“3K”の職場と言われた。

最近は、中小企業も5S活動、労働環境改善などに取り組み
 新卒の皆様にも就職先として選んでいただけるようになった。

そんな、当社の職場にも、3Kをものともせず頑張っている
  “鉄の料理人” の若武者がいる。


構造物鉄工の技能検定2級受験後、現在、
 2011年の全国技能大会出場を目指し
 また、2012年の長野県全国技能大会に目標を設定し
 土日を返上して、スキルUPを計っている若い経営社員だ


 技能五輪の全国大会は、技能検定の2級、1級の試験問題と
  比較しても、誠に ・・・ 難しい!! 。

  下記の写真は、昨年の全国大会の課題で、
   作業時間、8時間程度で完成させなければならない。

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それに、挑戦しようとしている、チャレンジャーを紹介しよう!!
 
 
K・H君 工業高校卒で今年4年目22歳、3人のリーダー、兄貴役を買って出ている。
     県大会を兼ねた技能検定で上位に食い込み、
     今回、全国大会に県代表として推選する事になった。
     自宅でも、1歳の女の子の父親としても、頑張っている。
     先天的な、明るさが彼の持ち味だ。仕事、練習、家庭の三重苦労を
     「明るさ」で跳ね除ける。
 
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K・Y君 工業高校卒で今年3年目21歳、なかなか器用なサウスポーだ。
     職場では、最近はTIG溶接を中心に仕事をしている。
     指示された事を確実にこなすので、上司からの信頼も厚い。
     日頃は、溶断の作業はあまりやらないが、今回の大会課題は溶断が多く、
     講習会の指導員も、溶断のうまさを評価してくれた。
     来年の長野県での全国大会出場を狙う。
 
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H・K君 工業高校卒で今年2年目20歳、誠実さが強みのだ。
     K・Y君とは、高校の卓球部で先輩後輩の間柄で、息も合う。
     検定作業がなかなか進まず、前を行く先輩2人に遅れながらも
     付いて行くのが精一杯の状況である。その懸命さが彼の誠実な
     ところで、見ていると本当に応援したくなるほど努力している。
     来年の長野県での全国大会出場を先輩と狙う。
 
20110822-4.JPG
 
 

大会終了まで、誠にしんどい、時間を過ごすことになるだろ。

   ・・・ しかし ・・・ その、大変さのはてには ・・・

    ・・・ 60歳の定年の時 ・・・ 最高の生き抜いた思い出となることだろう。

    ・・・ 人間死ぬ時に、持っていけるのは、「思い出」 だけだ。!!